龍の掛け軸のおはなし
半袖に変わろうかと思っていた矢先に、
ここ数日間でぐっと気温が下がってしまいました。
みなさん、体調に気をつけてくださいね。
さて、今日は
龍の掛け軸をひとつご紹介させていただきます。
中国では「龍」は皇帝の権威の象徴であり、
引いては皇帝のそのものだったようです。
そのため、昔は龍を描く時には決まりがあり、
最高位である五本爪(指)の龍は中国での作品にしか登場しません。
四本爪の龍は中国に近い朝鮮など近隣諸国で描かれていたようです。
三本爪の龍は近隣諸国の中でも遠くにある日本などの国で描かれていた
とのことです。
現在はもちろん誰でも自由に描くことができます。
今度、龍の掛け軸をご覧になった時はぜひ龍の爪にご注目ください!
昔から、龍は稲妻を起こす霊獣としても知られています。
航海や雨乞いの守護神ともされてきた龍です。
確かに雨が降る前のあのどんよりとした雲には、龍が隠れていても
おかしくないほど、迫力がありますね!
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